ホンダのハイブリッドセダン比較試乗。モーターの数が異なる3つのモデル

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それぞれクラスの異なる3台ですが、全長はレジェンドとアコードが近く、それぞれ重量は350~400kgの違いがあります。

グレイス:4400mm/1170~1200kg(FF)
アコードハイブリッド:4915mm/1620~1630kg
レジェンド:4995mm/1980kg

また、ハイブリッドとなると気になるのは燃費性能です。

グレイス:31.4~34.4km/L (FF)
アコードハイブリッド:30.0km/L
レジェンド:16.8km/L

JC08モード燃費の数値だけでは判断できませんが、レジェンドは「スポーツハイブリッド」らしくパフォーマンス寄りにモーターを使ったシステムで、逆にアコードハイブリッドは世界最高レベルの効率を誇る2.0リッターエンジンのパフォーマンスを燃費に振ったモデルであることが感じられます。

そのハイブリッドシステムは名称やモーターの配置と数も、それぞれのモデルで異なります。

グレイス:スポーツハイブリッドi-DCD (モーター数:前1個)
アコードハイブリッド:スポーツハイブリッドi-MMD (モーター数:前2個)
レジェンド:スポーツハイブリッドSH-AWD (モーター数:前1個・後2個)

ここから言えるのはモーターの数が車格感にリンクしていること。

単なる数字あそびですが、ワンモーターハイブリッドを200万円相当として計算すると、それぞれの価格にも納得できそうなイメージの値付けとなっています。 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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