マツダ新型デミオ公道試乗 ─ ガソリンは1.3リッター以上の力強さ!

2014年9月11日より予約開始となっているフルモデルチェンジした4代目のマツダ・デミオ。

話題の中心は国産Bセグメントとしては唯一のクリーンディーゼル搭載モデルでしょうが、発売予定日はガソリン車(FF)が9月26日、ディーゼル車(FF)が10月23日となっていて、ガソリン車が先行するスケジュールになっています。

そのガソリン車のトップグレードとなる「13S L Package(FF・6速AT)」に公道試乗することができました。

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3代目デミオで世に出たマツダの新世代ガソリンエンジン『SKYACTIV-G』 は、レギュラーガソリン仕様ながら14.0という高い圧縮比設定の直噴エンジンで、理論効率に優れるミラーサイクル(高膨張比サイクル)を採用していたこともあり、内燃機関の究極を目指すマツダというイメージを強くしたものです。

新しくなったデミオにも『SKYACTIV-G』 は搭載されていますが、3代目ではCVTだったトランスミッションを、『SKYACTIV-DRIVE』と名づけた6速ATへとチェンジしているのが大きな変更点(FFには5速MTも用意されています)。

さらにスペックを確認すると、圧縮比が12.0へと下げられていることが目立っています。 また、従来は吸排気に可変バルブタイミング機構を備えていましたが、新しいエンジンでは吸気のみ可変バルブタイミング(油圧式)となっています。

それによって、どのように変わったのでしょうか。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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