2019年後半に生産を開始する新型EVのプロトタイプ「Honda Urban EV Concept」が世界初公開【ジュネーブモーターショー2019】

●EV走行距離はWLTPモードで200km以上を達成。ホンダの新型EVがワールドプレミア!

ホンダは3月5日〜6日のプレスデーを皮切りに、3月17日まで一般公開されるジュネーブモーターショーにおいて、新型電気自動車の「Honda e(ホンダ イー)」のプロトタイプモデルをワールドプレミアします。

今回公開される「Honda eプロトタイプ」は、2017年のフランクフルトモーターショーで発表され、同年の東京モーターショーにて日本初公開されたコンセプトモデル「Honda Urban EV Concept(アーバンイーブイコンセプト)」をベースとし、市販に向けて進化させたモデルという位置づけです。

現行N-ONEや名車N360の系譜であることを感じさせるエクステリアは、同社のスモールカーが作り上げてきた走りの楽しさと愛着を感じる親しみやすさをシンプル・クリーンに表現したとしています。

もちろん新世代のEVらしく、新技術も用意されています。新たに採用されたポップアップ式ドアハンドルや従来のサイドミラーの役割を持つ「サイドカメラミラーシステム」といった先進機能を取り入れることで、シームレスなボディデザインを強調。

内装には、上質な素材が使われ、ラウンジのような心地良い空間が作り出されています。また、直感的かつマルチタスクの操作が可能な大型ディスプレイを配置し、コネクテッドサービスをはじめとする、さまざまな機能が提供されます。

新開発のEV専用プラットフォームは、コンパクトなボディながらロングホイールベースと短いオーバーハングを実現し、街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立。さらに、力強いモーターと後輪駆動による走りの楽しさを実現しながら、EV走行距離はWLTPモードで200km以上を達成するそうです。30分で80%まで充電が可能な急速充電にも対応しています。

ホンダでは、同モデルをベースとした電気自動車を2019年後半に生産開始する予定としています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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