ホンダのハイブリッドセダン比較試乗。モーターの数が異なる3つのモデル

さて、このホンダ・ハイブリッドセダンの3モデルを乗り比べる機会に恵まれました。

同じメーカーのハイブリッドなのだから、どれも似たようなものだろうと思うかもしれませんが、そうではないのです。

20世紀からハイブリッドカーを量産しているホンダらしく、3モデルそれぞれが異なるハイブリッドのメリットを引き出しているのです。

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まず、ホンダ・ハイブリッドセダンのエントリーモデルといえる「グレイス」は、モーター内蔵7速DCTのハイブリッドシステムを、スポーツというよりも快適性を重視した味付けとしているのが印象的です。

全長4.4mという車格感以上のスムースな走りは、ワンクラス上のラグジュアリーを感じさせるのです。

1.5リッターエンジンにハイブリッドを加えることで、 パフォーマンスにも余裕が生まれていますから、いざアクセルを踏み込むと、想像以上に軽快に加速していくのも印象に残ります。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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