さて、このホンダ・ハイブリッドセダンの3モデルを乗り比べる機会に恵まれました。
同じメーカーのハイブリッドなのだから、どれも似たようなものだろうと思うかもしれませんが、そうではないのです。
20世紀からハイブリッドカーを量産しているホンダらしく、3モデルそれぞれが異なるハイブリッドのメリットを引き出しているのです。
まず、ホンダ・ハイブリッドセダンのエントリーモデルといえる「グレイス」は、モーター内蔵7速DCTのハイブリッドシステムを、スポーツというよりも快適性を重視した味付けとしているのが印象的です。
全長4.4mという車格感以上のスムースな走りは、ワンクラス上のラグジュアリーを感じさせるのです。
1.5リッターエンジンにハイブリッドを加えることで、 パフォーマンスにも余裕が生まれていますから、いざアクセルを踏み込むと、想像以上に軽快に加速していくのも印象に残ります。