ダイハツ・ウェイク(室内長×室内幅×室内高:2215mm×1345mm×1455mm)
使えるスペースの広さなら、この「ダイハツ・ウェイク」の右に出るものはいないはず。
全高を一般的な”スーパーハイト系”よりも高くすることで、CMのようにゴルフバッグを縦に積むことも可能。さらに、荷室の床下には深さ90cmの収納スペースを用意するほか、仕切り板を使えば荷室を縦に分割できるのもポイント。
キャンプやウィンタースポーツなどアウトドアレジャーの専門家と共同で開発したアクセサリーも豊富に用意されており、日常生活からアウトドアのような非日常体験までアシストします。
ホンダ・N-BOX(室内長×室内幅×室内高:2180mm×1350mm×1400mm)
2011年12月に、スズキとダイハツの2大勢力が鎬を削っていた軽自動車の分野へホンダが送り込んだのが「N-BOX」です。
ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを軽自動車に初めて採用し、使える荷室スペースを増やしたほか、“スーパーハイト系”では唯一となる後席座面の跳ね上げ機能を有するのが特徴であります。
なお、今年2月にはマイナーチェンジを実施。新たに後席スライド機能を追加するなど、利便性にさらなる磨きがかけられています。
ダイハツ・タント(室内長×室内幅×室内高:2200mm×1350mm×1365mm)
“スーパーハイト系”の中でも売れ筋が、この「ダイハツ・タント」です。
人気の秘訣は、助手席側のBピラーをなくすことで圧倒的な大開口を実現した“ミラクルオープンドア”。インパネに接するほどまで前へ移動できる助手席と併用すれば、通常の荷室よりも幅と高さを稼ぐことができ、横に置く必要がある荷物でも縦に置くことができます。
スズキ・スペーシア(室内長×室内幅×室内高:2215mm×1320mm×1375mm)
“女性の願いを叶えるクルマ”と謳うように、「スペーシア」には女性が喜ぶ様々な気配りがされています。例えば、手回り品をサッと置くのに便利な収納スペース。また、リヤシートは手軽に倒せるように軽量化されています。
さらに言うなら、“スーパーハイト系”のなかではダントツに燃費が良い点も特筆モノ。減速時のエネルギーをバッテリーに蓄えてオーディオなどの電装品の電力を賄う“エネチャージ”をはじめとした低燃費技術を惜しみなく投入し、29.0km/L(カタログ値)を達成しています。
日産・デイズルークス(写真上)/三菱・eKスペース(写真下)
(室内長×室内幅×室内高:2235mm×1320mm×1400mm)
日産と三菱の合弁会社であるNMKVが企画した軽自動車の第二弾が「デイズルークス」と「eKスペース」です。
車内の収納や荷室の使い勝手は他社の“スーパーハイト系”と同等ですが、タッチパネル式エアコンや後席に効率よく送風するシーリングファン、クルマを俯瞰しているような映像をルームミラーに映して駐車をアシストする“アラウンドビューミラー”など、他車よりもう一歩踏み込んだ快適性と先進性が特徴的な一台です。
(今 総一郎)