「ロードスターをマツダの魂」とする3つのポイント

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初代ロードスターから、絶対性能ではなくクルマを楽しむ感覚を重視していますが、さらに4代目では「感(かん)」をキーワードに、意のままに操る感覚を、より楽しく、気持よくすることをテーマとしています。

具体的には、次のようなメカニカルな要素が実現されたということです。

最新のSKYACTIV技術と「グラム作戦」の遂行で可能にした、100kg以上の大幅な軽量化
フロントミッドシップエンジンレイアウト・後輪駆動の踏襲による前後50:50の重量配分
エンジンをよりセンターにより低くレイアウト、ボンネット/トランクリッド/フロントフェンダーのアルミ化、前後バンパーレインフォースメントのアルミ化、ソフトトップの軽量化などによる、さらなるヨー慣性モーメントの低減と、重心高の低減
ドライバーがまっすぐな姿勢で操作できる理想的な位置に、ペダル類/操作系/視認系機器を配置したドライビングポジション
 ボンネット高低減、Aピラー/フロントヘッダーの後方化/薄型化による、パノラミックで周囲の状況や挙動
を確認しやすい視界
 ロードスター用に縦置きして専用チューニングを施した、1.5L及び2.0Lの直噴ガソリンエンジンSKYACTIV-G
新設して専用チューニングを施した6速マニュアル及びオートマチックトランスミッション
SKYACTIV技術とノウハウを駆使して新設した、軽量で高剛性なフロント:ダブルウィッシュボーン式、リア:マルチリンク式サスペンション。
コントロール性としっかりとした効きによる安心感に加え、制動時の姿勢の最適化を追求したブレーキ 

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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