トヨタ「MIRAI」がFCVで先行するヒュンダイを圧倒!

トヨタが「ミライ」を半額以下となる723.6万円で発売後、ヒュンダイは改めて「世界で初めてFCVの量産に成功したのは自社」とするアピールを展開しているようです。

しかしながら、既に国を挙げてFCV拡販を目指している日本と、今年に入ってようやく燃料電池市場の育成に動き出した韓国とのスピード差は歴然。

 

以前にも触れたとおり、トヨタが「ミライ」の発売を当初計画の2015年から急遽前倒したのもこうした背景があったからとみられ、実質的には同車が「初の量産FCV」であることを販売台数で証明したという訳です。

ただ、韓国も総力を挙げて巻き返しを図る動きをみせており、今後欧米勢のFCV参入も予定されている中、価格競争の激化が予想されると共に、水素ステーションの早期網羅が求められそうです。

■TOYOTA MIRAI
http://toyota.jp/mirai/?padid=ag001_i_carlineup_top

■HYUNDAI iX35 Fuel Cell
http://www.hyundai.co.uk/about-us/environment/hydrogen-fuel-cell

〔関連記事〕

トヨタがFCVの市販時期を早めた背景に有るものとは?
https://clicccar.com/2014/07/20/262696/

 (Avanti Yasunori) 

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2015/02/02/291477/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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