トヨタ「MIRAI」がFCVで先行するヒュンダイを圧倒!

一方、お隣の韓国ではトヨタがFCVの開発をスタートさせた6年後にヒュンダイも開発をスタート、2013年4月に世界初の量産FCVとして「iX35 Fuel Cell」を欧州の政府機関向けに販売、その後米国でも昨春から一般消費者を対象に販売を開始しました。

HYUNDAI_iX35

FCスタックの出力は100kW、最高速度160km/h、2.2トンの車重を0-100km/h加速12.5秒で引っ張るなど、加速性能はガソリン車と同等としています。

リチウムイオンバッテリー容量は24kWhで700気圧の高圧水素タンクを2本搭載、水素の満充填までの所要時間は3分で航続距離は594km。

同社は2015年までに1,000台の世界販売目標を掲げていましたが、初物である上に車両価格が1.5億ウォン(約1,650万円)と高額だったため、実売台数は昨年11月末段階で200台程度に留まっているようで、大半がリース形態とか。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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