BMW i3に標準装備されたブリヂストンのそのタイヤは、細さが話題となりました。基本的に電気自動車であるBMW i3には、その航続距離の確保などのため、革新的なカーボンボディ製造技術などと同様に、タイヤにもこれまでになかったものが必要だったはずです。
そこでのブリヂストンの回答が「ologic」で、幅狭大径+高内圧により、従来なかったレベルの「低燃費性能」と「安全性(グリップ性能)」を実現するといいます。
そうなんです。タイヤの幅を狭くしたほうが燃費がよくなるのはタイや開発者でなくて普通の人レベルでも知ってるし、空気圧にしても同様です。けれど、タイヤを細くするととくにコーナリング時のグリップ性能が下がってしまい、つまりはスポーツカーには似合わない「カッコ悪いスタイリング」まで伴ってしまうわけです。
BMW i3のフロントに標準装着されるタイヤは、155/65R14と同じ幅でありながら、245/35R19と同じ外径となる、155/70R19というそれまで聞いたことのないようなサイズとなっています。
では、ologic技術を採用したBMW i3の走りが不安か?といえば、答えは全く「No!」です。そもそも走りの良さは譲るはずのないBMWが採用していることからも、それは想像がつきます。
けれど、前述のようにボディの製法まで新しく作られた特別な電気自動車であるBMW i3だから可能になったのでは? 普通のクルマに付けたってダメなんじゃない? という疑問が生じます。
その疑いを今回ブリヂストンさんは晴らしてくれました。