BMW i3からまったく変わるタイヤの常識!? 未発売ブリヂストンologicに乗って感じた可能性大!

BMW i3に標準装備されたブリヂストンのそのタイヤは、細さが話題となりました。基本的に電気自動車であるBMW i3には、その航続距離の確保などのため、革新的なカーボンボディ製造技術などと同様に、タイヤにもこれまでになかったものが必要だったはずです。

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そこでのブリヂストンの回答が「ologic」で、幅狭大径+高内圧により、従来なかったレベルの「低燃費性能」と「安全性(グリップ性能)」を実現するといいます。

そうなんです。タイヤの幅を狭くしたほうが燃費がよくなるのはタイや開発者でなくて普通の人レベルでも知ってるし、空気圧にしても同様です。けれど、タイヤを細くするととくにコーナリング時のグリップ性能が下がってしまい、つまりはスポーツカーには似合わない「カッコ悪いスタイリング」まで伴ってしまうわけです。

Bridgestone_ologic_28BMW i3のフロントに標準装着されるタイヤは、155/65R14と同じ幅でありながら、245/35R19と同じ外径となる、155/70R19というそれまで聞いたことのないようなサイズとなっています。

では、ologic技術を採用したBMW i3の走りが不安か?といえば、答えは全く「No!」です。そもそも走りの良さは譲るはずのないBMWが採用していることからも、それは想像がつきます。

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けれど、前述のようにボディの製法まで新しく作られた特別な電気自動車であるBMW i3だから可能になったのでは? 普通のクルマに付けたってダメなんじゃない? という疑問が生じます。

その疑いを今回ブリヂストンさんは晴らしてくれました。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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