BMW i3からまったく変わるタイヤの常識!? 未発売ブリヂストンologicに乗って感じた可能性大!

最後に、その走行抵抗の少なさを見てわかるように、50km/hからの惰性走行でリーフの標準タイヤのECOPIAとologic採用のECOPIAで比較してくれました。結果は一目瞭然! 計測した際は、ECOPIAが516.4m、ologic採用ECOPIAが610mと2割以上の差を付けて遠くまで走ったのです。ちなみにこの両者の転がり抵抗値の差は30%ほどだとのこと。

Bridgestone_ologic_30

そのイメージはこちらの動画で(こちらはイメージ映像です)。

超ハイグリップ性能が必要とされるスポーツカーなどを除けば、この幅狭大径+高内圧がすべてのクルマに採用されたらいいんじゃないの?という気になってきます。

ブリヂストンではologicをさまざまなタイヤブランドに展開できる技術としており、現在商品として流通している「ECOPIA with ologic」、「BLIZZAK with ologic」などがシリーズ展開していますが、今後は「POTENZA with ologic」など発売される可能性もあるといいます。

Bridgestone_ologic_07クルマに求められるものが速さ、力強さ、他を圧倒するパワーだったころから、速さも含め必要充分な性能、環境への適応、他との共生などがカッコよくなって行く時代です。タイヤが太いのは不自然、細いタイヤがカッコイイ、という時代が意外とすぐそこにおとずれているのかもしれませんね。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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