最後に、その走行抵抗の少なさを見てわかるように、50km/hからの惰性走行でリーフの標準タイヤのECOPIAとologic採用のECOPIAで比較してくれました。結果は一目瞭然! 計測した際は、ECOPIAが516.4m、ologic採用ECOPIAが610mと2割以上の差を付けて遠くまで走ったのです。ちなみにこの両者の転がり抵抗値の差は30%ほどだとのこと。
そのイメージはこちらの動画で(こちらはイメージ映像です)。
超ハイグリップ性能が必要とされるスポーツカーなどを除けば、この幅狭大径+高内圧がすべてのクルマに採用されたらいいんじゃないの?という気になってきます。
ブリヂストンではologicをさまざまなタイヤブランドに展開できる技術としており、現在商品として流通している「ECOPIA with ologic」、「BLIZZAK with ologic」などがシリーズ展開していますが、今後は「POTENZA with ologic」など発売される可能性もあるといいます。
クルマに求められるものが速さ、力強さ、他を圧倒するパワーだったころから、速さも含め必要充分な性能、環境への適応、他との共生などがカッコよくなって行く時代です。タイヤが太いのは不自然、細いタイヤがカッコイイ、という時代が意外とすぐそこにおとずれているのかもしれませんね。
(小林和久)