レクサスNXにヤマハのパーツが採用された!

 

パフォーマンスダンパーは、2000年秋に基本概念を発案後、2001年にトヨタ・クラウンアスリート(限定300台)に初搭載。

 そして2004年4月の日欧米向けのカローラのスポーツグレードに量産品として世界で初めて採用され、それ以降、さまざまな車種においてコーナリングパフォーマンスや快適性の向上に貢献しています。

その仕組みと理屈はどうなっているのでしょうか? 一般のドライバーは、クルマに乗っている際は、振動や音しか感じていないはずですが、車体は通常、走行にともなって1mm 以下のごくわずかな「変形」が生じています。

01_PFD弾性体である金属製の車体は、変形に対する減衰性が低く、外力による変形エネルギーがほぼそのまま蓄積、そして放出され、固有振動数で変形を繰り返そうとします。

パフォーマンスダンパーは、車体への減衰要素を加えることで車体の変形エネルギーを吸収し、熱エネルギーとして発散させることができるわけです。

これにより車体の過大な変形速度が抑制され、通常走行時における快適性はもちろん、比較的大きな車体変形を伴う高速走行時でも高い運動性と安定性を両立させることが可能に。

効果としては、運動性や安定性、乗り心地、静粛性の向上だけでなく、動力性能や燃費向上効果も期待できるそうです。

HS250hの全グレードに初搭載された「パフォーマンスダンパー」
https://clicccar.com/2013/02/28/214013/

ヤマハが作った自動車用エンジンは300万台!
https://clicccar.com/2014/06/20/259248/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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