FCV(燃料電池車)が水素を使って発電するのに対して、このEVは2層のタンクに充填した2種の塩水溶液の酸化還元反応を利用して発電するのが特徴。
全長が5mを超える大型4シーターモデルで、心臓部には発電用の「ナノフローセル(nanoFLOWCELL)」を搭載。航続距離600kmを実現しています。
各ホイールに120kWの三相誘導モーターを配した4輪駆動式で最高出力は925ps。
2種の塩水溶液(合計400L)をイオン交換膜で分離、ポンプで溶液を循環させると膜部で酸化還元反応によるイオン交換が起きて電力を発生する仕組み。
出力電力(30kW)を大容量のスーパーキャパシタに一旦蓄えた後、瞬時にロス無くモーターに供給することで、全長5.26m、全幅2m、全高1.36m、重量2.3トンの車体を0-100km/h加速2.8秒、最高速度380kmまで引っ張ると言います。
「ナノフローセル」社によればこの発電技術は自動車にお限らず、各種分野に応用が可能としており、今後の事業展開への意気込みをみせているようです。
■nanoFlowcell AG Webサイト
http://www.nanoflowcell.com/#home
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