CAにはスバルXVハイブリッドがよく似合う!

道路は広いところが多いですが、駐車スペースなど、意外に狭いところもありますし、自動車大国らしく、どこへ行くにもクルマ社会の米国では、駐車待ちになることも少なくないようです。それに、ドライブスルーや駐車場の発券機などに幅寄せするのはどこでも同じ。そんな場合でもXVは車両感覚がつかみ易く、見切りがいいため、すぐに慣れてしまったのにはある意味驚いたほどです。

SUBARU VX Hybrid in CA_05

SUBARU VX Hybrid in CAスペックでは全高はルーフレールが装着された状態で63.6インチ=1615mm。日本仕様はルーフレール無しの1550mmにルーフレールを付けると+45mmの1595mm。最低地上高は8.7インチ=220mm、日本仕様は200mmなので、2cmほど日本仕様は車高が低いことがわかります。これはおそらく日本の立体駐車場の多くにあるとされる「全高1550mmまで」の仕様をルーフレール無しに対応させるための策と思われ、「米国仕様の全高」が本来のXVハイブリッドの全高と言ってもいいんだと思われます。なお、全長、全幅は日本仕様も同じです。

 その高めのアイポイントは、街中での「運転の楽さ」につながっていますが、ハイウェイでもその効果は感じられます。

SUBARU VX Hybrid in CA_21

ですが、車高やアイポイントが高めというと、重心が高く、不安感があるのでは?と疑問が湧くかも知れませんが、そんなことはありません。

元々が水平対向エンジンによる低重心をうたっているスバルですが、さらにハイブリッドに必要な重量物、バッテリーをリヤシート下あたりに搭載するおかげで、腰高感はまったくありません。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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