トヨタや日産が小型EVのカーシェアリングを本格化!

一方のトヨタも2012年10月から愛知県豊田市で小型EVシェアリングサービス「Ha:mo RIDE(ハーモ・ライド)」を運用中で、昨年10月からその規模を拡大。 

また今年3月からは同市で超小型EV「i-ROAD」によるカーシェアリング方式の都市交通システム実証実験を年末まで行っています。

日本のみならず、フランス・グルノーブル市でも今年10月から3年間、フランス電力公社(EDF)などと共同で超小型EVのカーシェアリング実証試験を予定しており、合計70台の「i-ROAD」と「COMS」を導入するそう。 

公共交通機関と連携できるよう、バスやトラムなどの停留所付近にEDFによる充電ステーションが約30ヶ所、配置される予定のようです。 

TOYOTA

利用者はスマホのアプリで予約をして料金を支払い、駅に設置された充電ステーションでシステムにスマホをかざせば「i-ROAD」のロックが解除され、乗車が可能になるもので、目的地近くの充電ステーションに乗り捨ても可能。 

トヨタでは車両の予約や車両の位置、空車状況を確認出来るITシステムも開発中。 

TOYOTA

このように都市部では小回りが利く短距離移動用ツールとして超小型EVの導入が進められており、「カーシェアリング」を通して世界で認知されることになりそうです。 

■公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
http://www.ecomo.or.jp/environment/carshare/carshare_top.html

〔関連記事〕
超小型EV トヨタ「i-ROAD(アイロード)」が公道走行へ!
https://clicccar.com/2014/03/05/248429/ 

カーシェア先進国スイスとの意外な共通点とは?
https://clicccar.com/2013/04/24/218541/ 

トヨタが「COMS」で環境に優しい「パーク&ライド」実証開始 !
https://clicccar.com/2012/10/03/200380/

 (Avanti Yasunori) 

【画像をご覧になりたい方はこちら】  https://clicccar.com/2014/07/11/261687/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる