マツダが2030年のクルマ作りで地域産官学と連携強化!

「トップミーティング」を引率する金井会長は究極のエンジンを目指してSKYACTIVの開発に取組んでいた頃、地元部品メーカーの実力を肌で感じていたと言います。  

金井会長の指示でマツダ本社から九州、広島、中部方面の大学や機構へ派遣している研究者を洗い出して日本地図上に人材マップ鳥瞰図を作成したところ、研究課題が重複しているなど、非効率な実態が明らかになったそうです。 

そこで同社R&D技術管理本部内に外部との窓口として「産学官連携事務局」を設置、研究で必要とされる人材を社内で公募することに。 

最近では社内のエース級が公募に手を上げているとか。 

また一方で6月23日には広島県がマツダや部品メーカーと共に将来の新製品開発を支援する組織を立ち上げたそうです。 

長年培った地域の協力無しに持続的発展は望めないため、広島県で自動車産業の頂点に立つマツダは将来に向けた技術研究を含め、地域と共に「尊敬される会社」を目指して数々の施策を打って行く構えのようです。 

■MAZDA Webサイト
http://www.mazda.co.jp/ 

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 (Avanti Yasunori) 

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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