以前にも触れたとおり、スマートフォンとクルマを繋げるシステムの開発が加速しており、「Google」と「Apple」の競争は自動車へと舞台を広げつつあるようです。
Appleは今年3月、クルマにiPhoneを繋いで様々な機能を展開する車載システム、「CarPlay」をジュネーブショー14に合わせて発表しました。
ユーザーが運転中に話しかけるとカーオーディオのモニターに経路案内を表示することなどが可能となるもので、車のディスプレイを直接操作したり、ステアリングホイールに設置された音声制御ボタンから呼び出して操作する事も可能に。
ローンチユーザーのボルボが年内発売予定の次期「XC90 SUV」に搭載予定で、メルセデスベンツやフェラーリ、トヨタ、ホンダ、日産、スバルなど多くの自動車メーカーが採用を予定しているそうです。
対する「Google」は今年1月、ホンダや米GMなど自動車4社と提携してアンドロイドOSを活用した自動車向けのサービスや製品の開発に着手した模様。
クルマとスマホを連動させてドライバーの声や視線の動きをクルマが検出。スマホ経由で情報を入手したり、電話をかける事を可能にする考えとか。
自動運転などスマートカーの今後の技術革新がさらに進めば、車載機器が担う役割はより重要となるため、大手IT企業は自動車メーカーの新技術開発に如何に食い込んで行くかが今後の焦点になりそうです。
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