日産 グローバルシェア拡大に「DATSUN」ロシア投入カウントダウン!

以前にも触れたとおり、日産自動車が今年度よりロシアに「DATSUN」ブランド車の初導入を予定しており、今月13日にその意向を正式発表しました。 

今回、導入車のスケッチ画像を公開すると共に、ロシアの顧客向けにロシア語の「DATSUN」専用Webサイトを開設。 

DATSUN

サイト内では新モデル公開のカウントダウンが始まっており、4月4日に行われる発表イベントを生中継するそうです。 

新モデルは魅力的で安心感のあるドライビングや競争力の有る価格設定など、「DATSUN」ブランドのポリシーに沿って開発された4ドアセダン。 

ロシア専用設計となっており、デザインを日本、開発は国際的なエンジニアチームがロシアで行った模様。

日産の成長戦略に於いてロシアは非常に重要な存在で、年内にロシアへ「DATSUN」ブランド車を2車種投入する予定とか。 

投資効率を上げる為、生産はルノーと共同買収したロシア自動車最大手「アフトワズ」のトリアッティ工場を活用。 

2016年以降、同社は「ルノー・日産アライアンス」と「アフトワズ」のロシアに於ける生産拠点全体で170万台/年以上を生産する計画で、ロシア市場で40%のシェア獲得を狙っていると言います。 

日産はルノーとの協業を深化させてロシアを含む欧州市場で積極策に出るようで、2016年度までに毎年5車種程度の新型車を発売するなど、従来のほぼ倍のペースで欧州市場へ新車を投入、シェア向上に繋げる考え。 

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先日のカルロス・ゴーンCEOによる異例の社内組織・人事変更はこうした販売規模拡大戦略にとって必須条件だった事が窺えます。 

■日産ロシア Webサイト
http://www.newsroom.nissan-europe.com/ru/ru-ru/Home/Welcome.aspx 

■DATSUN ロシアWebサイト
http://datsun.ru/ 

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 (Avanti Yasunori) 

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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