1.6リッターでも十分走る、新型フォード・クーガ

先日お伝えしたとおり、大胆なダウンサイジングにより2.5Lの直列5気筒ターボから直列4気筒ターボの「EcoBoost(エコブースト)」にスイッチした2代目フォード・クーガ。FR系のBMW・X1もSUV離れしたフットワークで魅せてくれますが、初代クーガは、フォーカス譲りのダイレクト感のあるハンドリングが身上で、個人的にはSUVでありながらエコブーストの走りっぷり同じくらい気になる点でした。

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新型クーガの4WDは、前後トルク配分を自動制御するインテリジェント4WDで、「100:0」〜「0:100」まで自動配分します。アクセルの踏み具合やステアリングの舵角などを常にセンシングし、積極的にトルク配分をすることでオフロードはもちろん、オンロードでのアンダーおよびオーバーステアを積極的にフォローするというもの。

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さらに、左右輪ブレーキを使ったトルクベクタリングも搭載することで、コーナーでの曲がりにくさも解消しています。

ステアリングを握ってみると油圧から電動パワステに変わったことで若干、ハンドリングに曖昧なフィーリングを感じますが、SUVとしては依然としてダイレクト感が高く、その気になれば数センチ単位でコーナーでもクルマをコントロールできる感覚があります。

ford_kuga_02 タイヤの動きがよく分かりますから、ワインディングでは曲がらないSUVでひたすら我慢ということはまったくありません。また、全長が延びましたが、ホイールベースは先代と同値の2690mmで、フットワークに多大な影響があるとまではいえないかな、という印象。

さらに朗報は、先代よりも洗練された乗り心地と音・振動関連で、走行時の快適性は一段とアップデートされた感があります。これならドライバーが楽しめるだけでなく、家族などの同乗者からも高い評価が得られそうです。

■フォード「クーガ」
http://www.ford.co.jp/suvs/kuga

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。