シボレー・クルーズにクリーンディーゼルを搭載【シカゴオートショー】

ヨーロッパでは多数派となっているクリーンディーゼルですが、日本でもディーゼル乗用車の販売が伸びています。そうしたクリーンディーゼル拡大の波は北米市場にも届いたようです。

2013年2月7日に開幕したシカゴオートショーで、ゼネラル・モーターズがシボレー・クルーズにクリーンディーゼルを搭載したグレードを発売することを発表しました。

2013年夏に、アメリカとカナダの市場に投入される予定という、シボレー・クルーズのクリーンディーゼルは、4気筒2.0リッターターボ。もちろん世界てもトップクラスに厳しいアメリカの排ガス規制をクリアしたもので、最高出力は110kW、最大トルクは350Nmとアナウンスされています。組み合わせられるのは6速ATで、ハイウェイモードでの燃費は42mpg(約18.85km/L)だそうです。

北米市場でのライバルとなるフォルクスワーゲン・ジェッタTDIに対して、エンジン出力や加速性能で上回るというシボレー・クルーズのクリーンディーゼル車。価格は25,695ドル(およそ239万円)から、と発表されています。

「ゼネラル・モーターズ史上、もっとも洗練されたディーゼル車」と自信満々にアピールする、このディーゼルエンジンは、北米市場を皮切りに、ヨーロッパやアジアなど世界各国に展開予定ということです。クリーンディーゼルに注目が集まっている日本の市場でも、ゼネラル・モーターズのディーゼルエンジンが気になるというユーザーは少なくないのではないでしょうか。

(山本晋也)

 

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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