水に溶けるシートベルトが発明される【動画】

クルマごと湖や海に落ちてしまう水没事故という特殊な状況で、脱出を妨げる要素はいろいろと挙げられます。

濡れたことでパワーウインドウが開かない、水圧でドアを開けられないという問題があり、そのためにライフハンマーといって窓を叩き割ることのできるツールもオプションアクセサリーなどで用意されています。

そのライフハンマーには、シートベルトを切断するという機能を持ったタイプもありますが、同じく水没時にシートベルトを切って脱出するのを助けるために備わっているものです。

そうしたライフハンマーを広めたのはオランダといわれています。まさしくオランダのFijen TMLSが新たな脱出ツールを生み出しました。

それが、この「エスケープシートベルト」です。バックルに後付できる、このアイテムは救命胴衣の仕組みに着想を得たというもので、水に濡れると反応してシートベルト・バックルを自動的にリリースして、ベルトを外してくれるというもの。

なお、取り付けは車種を選ばないということですが、内部の劣化を考慮して、二年ごとの交換が必要ということです。

 干拓によって土地を広げ、海抜下の土地が国土の1/4を占めることから水没事故も多いというオランダらしい発明ですが、これもライフハンマーのように世界中に広まるのか注目です。

 ■関連リンク
http://www.fijenbv.nl/html/escapebelt/default_eng.htm

 (山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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