オフロード重視となり、海外でも大好評な3代目フォレスター【歴代フォレスター】

前回は数多くの特別仕様車や、バリエーションが豊富であった2代目フォレスターをご紹介しましたが、今回は3代目となるSH型をご紹介します。

 

3代目フォレスターは、先代と打って変わり、オフロード重視のモデルに統一され、フォレスターのイメージの統一が図られました。

実際ラフロードが多く存在し、実用性が要求される海外で高い走破性やユーティリティが好評であった事から、ボディサイズが大型化され、これまでネックとされて来た後席の居住性も大幅に向上しました。

日本のサンダーバード風のCMや海外のスモウレスラーのCM等、クリッカーでも多く取り上げられた3代目フォレスターは、SUVとしての地位を確固たるものとしました。

オフロード性能を重視した3代目フォレスターのラインナップは水平対向4気筒DOHCインタークーラーターボエンジンを搭載するXTを初め、NAエンジンを搭載するXS、ベーシックなXと3つのグレードで発売を開始。

3代目からは新たにSIシャシーと呼ばれるリヤサスペンションにダブルウィッシュボーンサスペンションを採用するシャシーに進化し、高い車高でも、水平対向エンジンとの組み合わせで、安定した走行性能と卓越したハンドリング性能を備えており、SUVでありながら走りの性能も犠牲にしないモデルと言えます。

また3代目のトピックとしては、2010年のマイナーチェンジでNAエンジン搭載車にいち早く新世代ボクサーエンジンFB20が搭載された事が挙げられます。

これまでのスバル車に搭載されてきたEJ系エンジンから、新開発のFB系エンジンが初めて搭載されたのは3代目フォレスターであり、現行型インプレッサSPORTS、G4に搭載されるFB20,FB16,レガシィ、エクシーガに搭載されるFB25の原点とも言えます。

3代目フォレスターのラインナップで注目のモデルは2010年のマイナーチェンジで登場したS-Edition。

先代ではクロススポーツをベースとしていましたが、3代目ではXTをベースに2.5L DOHCインタークーラーターボエンジンと、フォレスター初の5速ATを搭載して登場。
専用インテリアやSTI製アルミホイールなどを採用し、走りのイメージを強調したモデルとして登場しましたが、これまでのモデルと違い、車高はXTと同様でローダウンされる事無く、ラフロードでの走破性もそのまま継承されているのが特徴です。

特別仕様車ではS-EditionをベースにSTIチューニングが施されたtSが登場。

ローダウンサスペンションが採用されていましたが、これまでの歴代フォレスターSTIとは違い、車高は-15mmに抑えられ、tSでもラフロードでの走破性を確保しました。

さらにフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナー等、フォレスター用にチューニングされ、SUVでも快適な乗り心地と気持ちの良いコーナリング性能を備えていました。

3代目フォレスターは、これまでの歴代モデルとは違い、ラフロードでの走破性に重点を置き、フォレスターと言うクルマのキャラクターを明確にしましたが、スバルの誇る水平対向エンジンと定評のある足回りのお蔭で、高い車高のSUVでもワインディングを気持ちよく走る事が出来る上、熟成されたシンメトリカルAWDのお蔭でオンオフ問わず、高い走行性能を備えている事をしっかりと印象付けたモデルと言えます。
(井元 貴幸)

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