スバル栄光のモデル「インプレッサ22B STi」が復活。406馬力「P25」は6月公開へ

■2.5リットル水平対向4気筒エンジンを搭載、6速パドルシスト採用

SUBARU(スバル)は、WRC参戦25周年を記念した「P25」を開発中ですが、そのデザインスケッチが初公開されました。

スバル P25
スバル インプレッサ P25 ティザースケッチ

1990年代スバルのWRCの成功を支えた英「プロドライブ」は、インプレッサワールドラリーカーがWRCデビューを果たしてから25周年を記念して、インプレッサのバッジを付けた「P25」を開発しています。

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スバル 22B STi

公開されたスケッチからは、ソニックブルーで仕上げられたボディや、低い位置にマウントされる大きく丸いフォグランプ、張り出したフェンダーなどを装備。

ラリーカーと1997年のチャンピオンシップ勝利を記念して製造された伝説の「インプレッサ22B STi」や、初代「インプレッサWRX」を彷彿させるイメージが見てとれます。

市販型では「軽量シャーシ」を採用していると発表されていますが、同社がオリジナルのインプレッサと共有しているのか、車体全体をゼロから構築しているのかは明らかではありません。

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スバル 22B STi

プロドライブによると、P25は最新のテクノロジーによりインプレッサより強力で、軽量で、扱いやすくなっており、最高出力406psオーバーを発揮する2.5リットル水平対向4気筒エンジンを搭載。インプレッサの5速マニュアルに代わり6速半自動パドルシストトランスミッションと組み合わされるといいます。

また、シャシー重量を減らすためにカーボンファイバーを広範囲に使用していることもわかっています。

P25に関してプロドライブの創設者であるデイビッド・リチャード氏は、「私たちは、最新のテクノロジーを適用して、自動車の歴史の中で確立されたクルマの独自の現代的な解釈を作成することにより、そのクルマを特別なものにするすべてを強化したいと考えました」と述べています。

P25のデビューは6月のグッドウッドフェスティバルオブスピードとみられており、価格は不明ですが限定25台となることが濃厚となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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