世界的なタイヤブランド「NITTO」がホンキで日本市場を意識したNT830を発売!

スクープ? タイヤ新製品の撮影現場に遭遇!!」でお伝えした製品はどうやらコチラだったようです。

NITTOからこのたび発表された“NT830”は、今までのNITTOタイヤに持っているイメージとは、良い意味で違うタイヤである、と言えます。

というのも、NITTOタイヤと言えばスポーティなNT555やファッション性の高いINVOのようなタイヤを発売しており、バリエーションも特殊なインチやサイズまで用意するなど、どちらかと言えば少しとんがったタイヤを発売するというメーカー色が強かった。しかしNT830のコンセプトは、スポーティなタイヤとは対局にある“プレミアムコンフォート”なのです。

そのため扁平率の低いタイヤでも乗り心地が良く、優れた静寂性を合わせ持っているところがNT830の最大の特徴です。ロードノイズを減らす内部構造技術であるワイドエッジプライや、サイレント パッド、クワイエット セレーション デザインの採用など、最新のタイヤ製造技術を総動員して、乗り心地と静寂性に特化したタイヤを作ってきました。

今までのNITTOらしさを残している部分といえば、INVOでも好評を博している幾何学的なトレッドパターンです。また、斬新なトレッドパターンと性能を高い次元で両立させるNITTOのアイデンティティはしっかり受け継がれているタイヤです。

他のタイヤメーカーにはない独創的なトレッドパターンが特徴。太い縦溝を有しているため、ウエット路面走行時の排水性もきちんと確保している。

ウエット路面時の排水性能は縦溝の数と太さでほとんど決まってしまうため、ウエット時の性能はこの斬新なトレッドパターンでも十分に確保できるとのこと。

そればかりか、幾何学的な細いバリアブルピッチパターンのため、パターンノイズの低減にも貢献しているとか。さらにパターン位相の最適化と相まって、この部分からも静寂性のアドバンテージを手に入れているそうです。

これらのことから、NT830を使用するであろう車種は、静寂性と優雅な乗り心地が求められる欧州・国産の高級セダンがターゲットとなりそうだ。そのためサイズバリエーションは純正採用サイズを中心に、16インチから20インチまで25サイズを順次発売する予定とのこと。 

ということは、昔はスポーティな車でヤンチャしていた人達が、「今は家庭を持ってセダンに乗り換えました。でも、心のどこかでスポーティな要素を欲していて、愛車に自分らしさをアピールするアクセントをつけたいんです」っと、そんな気持ちを抱いている人にピッタリなタイヤだと思います。

 

NITTO NT830 サイズラインアップ

165/45 R16 74W
215/55 R17 98W
225/55 R17 101W
215/50 R17 95W
225/50 R17 98Y
235/50R17 100Y
205/45 R17 88W
215/45 R17 91W
225/45 R17 94Y
235/45 R17 97Y
245/45 R17 99W
235/50 R18 101Y
245/50 R18 104Y
225/45 R18 95Y
235/45 R18 98W
245/45 R18 100Y
225/40 R18 92Y
235/40 R18 95Y
245/40 R18 97Y
245/35 R18 92Y
255/35 R18 94W
235/35 R19 91W
265/30 R19 93W
235/35 R20 92W
245/35 R20 95W

NITTO830オフィシャルページ http://www.nittotire.co.jp/products/nt830/index.html

(石井 健之)