5年ぶりに復活したインプレッサ4ドアスペックCは、スパルタンな17インチ仕様でもアレが選べます【新型インプレッサWRX STIマイナーチェンジ】

フルオートエアコンがオプションで選択できるようになったspecC17インチ仕様車

インプレッサWRX STIが年次改良を受けてD型となり、新たにspecCに4ドアモデルが登場しました。

インプレッサWRX STIのspecCの4ドアモデルは先代GDB型以来、実に5年ぶりの復活となります。

4ドアモデルにも競技用ベースとなる17インチ仕様をラインナップし、5ドア、4ドアどちらのタイプでもspecCの18インチと17インチ仕様を選択できるようになりました。

 

今回新設定された セダンWRX STI specC 18インチ仕様車

specCと言えば競技用車両のベースとなるモデルで、標準モデルとなるWRX STIから快適装備を省略し、徹底した軽量化とボールベアリングツインスクロールターボやインタークーラーウォータースプレイ等、走りの専用装備が奢られるモデルです。

18インチ仕様車では最低限の快適装備も付く事から、サーキット走行をするユーザーにも人気のモデルです。

しかしながら17インチ仕様車にはHIDヘッドランプはおろか、電動格納式ドアミラーさえ装備されない、本格的な競技モデルゆえ、なかなか個人で乗っている方を見かける事はありませんでした。

特に致命的とも言える、省略された快適装備にエアコンがあり、C型までのspecCではオプションですら用意されていませんでした。

しかし今回のマイナーチェンジで17インチ仕様車にもメーカーオプションとしてフルオートエアコンの設定がされ、一般ユーザーでも17インチ仕様車を選択する事に現実味が出てきました。

もちろん5ドアモデルでも選択が可能であり、また一つ購入の選択肢が広がったとも言えます。

18インチ仕様車でもリヤワイパ―やりヤフォグランプは省略

ちなみに今回の改良では、specCの4ドアモデルの追加と、17インチ仕様のフルオートエアコンのメーカーオプション設定の他に、specC全モデルで、リヤワイパ―やリヤフォグランプを省略、17インチ仕様車は大型スポイラーも省略され、さらに軽量化されましたが、安全装備として、リヤ中央席にヘッドレストと3点式シートベルトが追加装備され、日常での安全性も向上しています。

安全装備が充実し4ドアモデルも登場したD型GRB,GVBインプレッサWRX STIspecCは選択肢が大幅に広がったとも言えるでしょう。

ボディカラーはspecC18インチ仕様車がクリスタルブラック・シリカ、サテンホワイト・パール(+3万1500円)、アイスシルバー・メタリック、WRブルー・マイカの4色、17インチ仕様車はWRブルー・マイカのみ。

価格は、4ドアインプレッサ WRX STIspecC18インチ仕様車 369万6000円、17インチ仕様車332万8500円。

5ドア インプレッサ WRX STIspecC18インチ仕様車 364万3500円、17インチ仕様車332万8500円となります。

specC17インチ仕様車は4ドア、5ドア共に同一価格、エアコンがオプションで選択できるようになったD型、ボディカラーはWRブルーしか選択できませんが、WRX STIの購入を考えている方、漢の17インチ仕様も選択肢に入れてみては?

(井元 貴幸)