橋やトンネルを走らず、船や飛行機も使わずクルマで海を渡る方法とは?【FORESTER LIVE】

昨年11月11日にスタートしたフォレスターライブは、2月20日で100日を経過。

スタートは南オーストラリアでしたが、今やオーストラリア大陸を飛び出し欧州をぐるっと巡回中。走行距離は2万6530キロとなりました。クルマでのドライブ旅行はクルマ好きなら憧れるところですが、1年で10万キロを目指す旅となると本当に長いですね。

 ここ一週間は、ヨーロッパ本土を離れてイギリスに足を伸ばしてきました。

イギリスといえば島国。だから海を渡って出かけるのですが、その移動方法がちょっと凄いことになっています。

これ、どこだかわかります?

先の長い巨大な駐車場。ではなく、なんと電車の中。
フランスとイギリスを結ぶ「ユーロトンネル」という海底トンネルを走る電車の内部なのです。電車の中を自走していく、かなり珍しい移動方法ですね。カーフェリーとも違う、きわめて独特の雰囲気です。

積載状態は、こんな感じ。誰ですか? 「建物の中で渋滞しているみたい」なんて言っているのは。

そして、クルマに乗ったまま電車で海底トンネルを通ってドーバー海峡を越えるわけですね。

電車に入り込む様子は、こんな感じ。

どうしてアクアラインのように自走で海底トンネルを通らないかというと、自動車用のトンネルを作るにはさらに多額の資金が必要で、通行料を考えると現実的ではないというのが最大の理由のようです。また、排気ガス対策や事故対策など解決すべきことも多く、現実的な判断として電車にクルマを載せて運ぶ方法としたとのこと。

いずれにしても、世界的にも珍しい光景ですね。日本にも以前は「カートレイン」がありましたが、残念ながらいまでは廃止されています。

「なかなか退屈で、外の景色は何も見えない」という移動のレポートは、こちらでどうぞ

 

さて、話は変わって「今週の気になる1枚」。

欧州ラウンドは、フォレスター1台に3人のメンバーが乗り移動しています。3人分の長距離出張荷物に撮影機材なんかも加わり、ラゲッジスペースの広さを誇るさすがのフォレスターも荷物でパンパン。ちょっと窮屈そうですね。

 

FORESTER LIVE  http://foresterlive.com

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(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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