エクシーガのSTIコンプリート「tS」、その魅力を3つのポイントで理解する【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

スバルの7人乗りミニバン『エクシーガ』に、STI(スバルテクニカインターナショナル)が手を加えたコンプリート仕様といえるニューカマーが限定300台で登場します。

それが『エクシーガ tS』。

パワートレインは2.0リッター4気筒ボクサーターボエンジンを軸に、もちろんシンメトリカルAWDで、ミッションは5速ステップAT。STI製スポーツマフラー(100mm径×2)による排気チューニングのほか、専用VDC(ビークルダイナミクスコントロール)によるSTIらしい味付けもされているということですが、この程度の内容は序の口。

まず、STIが手がけたポイントその1は、豊富なアイテムで引き締められたシャシー性能。以下のパーツを追加することで、ミニバンの域を超えた、ボクサースポーツといえる走りを手に入れているということです。

●足回り/ボディ・チューニング
ブレンボ製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ(STIロゴ入り)
ブレンボ製17インチ対向4ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキ(STIロゴ入り) 
STI製チューニング・倒立式フロントストラット、STI製コイルスプリング 
STI製チューニング・リヤストラット、STI製コイルスプリング 
STI製 18インチ×7 1/2Jアルミホイール
215/45R18タイヤ[ポテンザ RE050A]
STI製ピロボールブッシュ・リヤサスリンク(ラテラルリンク フロント内側、ラテラルリンク リヤ内側)
STI製フレキシブルタワーバーフロント
STI製フレキシブルドロースティフナーフロント 
STI製サポートフロント
STI製フレキシブルサポートリヤ

   

 ポイントその2は、所有欲を満たしてくれる専用のエクステリア。以下のアイテムが追加されているということです。

●エクステリア
STI製フロントアンダースポイラー
STI製リヤアンダースポイラー
専用「tS」 オーナメント(フロント・サイド・リヤ)
専用STIオーナメント(リヤ)

 

ボディカラーはお馴染みの専用色「WRブルー・マイカ」のほか「アイスシルバー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、そして有料色として「サテンホワイト・パール(31,500円高)の4色を用意しています。

 
 

 

ポイントその3は、7人の定員が違いを感じられるインテリア。アルカンターラとレザーのコンビネーションシートなどで、7シーター最速クラスのマシンであることをアピールしています。

●インテリア
専用スポーツルミネセントメーター(STIロゴ入り・240km/h表示)
STI製プッシュエンジンスイッチ(STIロゴ入り・レッドタイプ)
専用本革巻ステアリングホイール(STIロゴ入り・赤ステッチ)
アルカンターラ(グレートパンチング)/本革(ブラック)シート(フロントSTI刺繍ロゴ入り・チェリーレッドステッチ)
ブラックインテリア(ピラートリム・ルーフトリム・リヤゲートトリム)
カーボン調加飾パネル(センター)
ダークキャストメタリックパネル(インパネ・パワーウインドウスイッチ)
専用サイドシルプレート(フロント・tSロゴ入り)
STI製本革アクセスキーカバー(赤色)

 

 内容からもわかるようにSTIの「Sport,Always! ~7シータースポーツ~」というコンセプトに基づき、走りが楽しめるミニバンとして「強靭でしなやかな走り」を実現したという『エクシーガtS』。300台限定だけに、気になるならば、すぐに動くのが吉といえそう。

なお、メーカー希望小売価格は3,748,500円となっています。

 (山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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