コンパクトカーは40年前の大型セダンと同等になったというインフォグラフィック

GM(ゼネラル・モーターズ)が、新しいコンパクトカー「シボレー・スパーク」のデビューを機に、40年前のフルサイズセダンとの比較インフォグラフィックを作成、発表しています。

当時のフルサイズセダンの平均値に対してボディサイズは約半分という現代のコンパクトカー「スパーク」ですが、全高は6インチ(約15cm)高く、室内スペースはヘッドルームやフットスペースなど40年前のフルサイズセダン平均と同等。またホイールサイズもほぼ同じということです。

まさに40年間の進化によって、ボディサイズは小さくなっても居住空間は同等以上で、走行性能や燃費などは大幅に向上しているということが、このインフォグラフィックから感じられます。

ところで、話は変わりますが、ウン十年も経てば、安全性能についてもかなり異なるはずです。

こちらの映像は、2009年に50年間の進化を示そうと、1959年式シボレー・ベル・エアと2009年式シボレー・マリブをオフセット衝突させたもの。

エアバッグの有無による安全性能の違いにとどまらず、キャビンの変形は言うまでもないレベル。大きなフルサイズセダンなら年式が古くても安全かといえば、そうではないことが実感できます。

この10年くらいでも安全性能、環境性能において大幅に性能向上しているクルマですが、これからどのような進化をみせるのでしょうか。そうしたことに思いを馳せるきっかけにもなるインフォグラフィックといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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