その圧倒的なパフォーマンスを使い切れるか?【The new SL 63 AMG】

メルセデスのロードゴーイングバージョンの頂点に立つプレミアムカー、SL。
そのSLが日本でも3月に発売が開始され、特別仕様車の追加等で話題を呼んでいます。

そのSLシリーズの中でも究極の性能を誇るのがSL63AMG。
メルセデスを語る上で欠かせない存在となるAMGですが、もちろん新型SLにもラインアップされています。

標準モデルのSL550でも435psという十分すぎるほどのスペックを誇るNewSLですが、ただでさえハイパフォーマンスなSLをAMGがスペシャルチューン。
SL63AMGは専用エンジンの5.5L V8水冷インタークーラー付きツインターボを搭載し、537psを発生。

パワーアップに伴いブレーキやサスも強化、さらに大パワーを受け止めるためにAMG軽量ホイールとフロントに255/35R-19、リアに285/30R-20のタイヤを装着。

このスペックだけで十分異次元の世界ですが、実はさらなるスペックを持つSL 63 AMGが存在します。
それはパッケージオプションで用意されるAMGパフォーマンスパッケージ。

AMG63標準モデルの537ps/5500rpm・81.6kgf・m/2000-4500rpm、0-100km/h加速4.3秒、最高速 250km/hというスペックが、AMGパフォーマンスパッケージを選択する事により、ブースト圧の変更やスピードリミッターの変更で、564ps/5500rpm・91.8kgf・m/2250‐3750rpm、0-100km/h加速4.2秒、最高速300km/hという途方もないスペックになります。

それでいて環境性能は欧州複合モード燃費は10.1km/L、CO2排出量231g/kmと、標準エンジンと同一です。
もちろんアイドリングストップ機構も搭載されています。

標準モデルとも言えるSL550ブルーエフィシェンシーは1560万円、SL63 AMGは1980万円、AMGパフォーマンスパッケージを装着すると2175万円。
金銭感覚がマヒしてきそうな価格ですが、SL 63 AMG AMGパフォーマンスパッケージ装着車は一体何台が登録されるのか気になります。

性能的にも価格的にも全く手の出ない僕は、メルセデスの紹介ムービーを見てうっとりするのが限界のようです。

■The new SL|メルセデス・ベンツ日本公式サイト
http://special.mercedes-benz.co.jp/SL-Class/

(井元 貴幸)