日本初の組立車として認可を受けた燃料電池自動車に乗ってみよう!

エコカー・ブームの昨今ですが、第四のエコカーともいえるのが水素を使った燃料電池車でしょう。

 

排気としては水蒸気しか出さないゼロ・エミッション車であり、また電気自動車よりも軽量かつ航続距離を稼ぎやすいというのが特徴。

そうした最新の燃料電池車に試乗できるイベントとして注目なのが、1月13日に文部科学省によって行なわれる『水素エネルギーで走る燃料電池自動車に乗ってみよう!』。

 

「日本初」の組立車認可を受け公道走行に成功した大阪産業大学が開発した燃料電池自動車のデモ走行が行なわれるという当イベント、そのプログラムには一般参加者の試乗タイムも用意されているので、第四のエコカーに乗ってみたいという人には見逃せない。

 

イベントのゲストとして”ミカ姫”ことレーシングドライバーの神子島みかサンも登場するというから、姫ファンも必見。

 

日時 2012年1月13日 12:10~14:00

場所 文部科学省庁舎前「霞テラス 中央ひろば」(東京都千代田区霞が関3-2-2 文部科学省庁舎前 霞が関コモンゲート)

 

燃料電池車というと、無骨なクルマを想像しがちですが、大阪産業大学が開発した燃料電池自動車は、イエローのボディも眩しいオープン2シーター。ボディサイズの関係から、しっかり3ナンバーがついています。

 

 

大阪産業大学開発車:燃料電池自動車OSU-T4 主要スペック

型式:

組立車

サイズ:

3,830mm×1,760mm×1,140mm

車両重量:

720kg

乗員:

2名

燃料電池タイプ:

固体高分子型(PEFC)

最高出力:

7.5kW

水素貯蔵方式:

高圧水素タンク

モータタイプ:

ブラシレスDCモータ

最高速度:

80km/h

航続走行距離:

200km(平均)

この燃料電池自動車OSU-T4は、全ての保安基準を満たし、国土交通省・近畿運輸局より、「組立車(自動車メーカー以外が組み立てた車両)として日本で初めて許可」を受け、ナンバープレートを取得し公道走行に成功しました。

まさに日本初のキットカーといえる、この貴重な一台に触れる絶好の機会。次世代車に興味のある方はぜひ参加を。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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