シリーズ:日本で最も長くモデルチェンジしてないクルマ「未転生新車」を探せ! 今回は日産で25年間作り続けられているセドリック!

長くモデルチェンジしてないクルマこと「未転生新車」を探し歩くシリーズです。

今やコンピューターの進歩やクルマのモジュール化の進行で、2年前後でブランニューモデルの開発も可能なんて言われてます。んが、そんな流れとは逆行するように「どっこい生きてるど根性」なベテランモデルがいるのです。そんな彼らに敬意を表しましょう。

 

なんたる端整なフォルム! ジャパン・フルサイズこと5ナンバー枠をきっちり使いきって堂々とした体躯が素敵。

さて今回紹介するのはY31型セドリックです。デビューは1987年ですから今年でなんと25歳! 堂々の四半世紀、変わらぬ形で作り続けられております。 いったいどうやってこの厳しい安全基準をクリアしてきているのでしょうか? 本当に日産の技術陣には頭が下がります(どうやら現行モデルは歩行者安全基準をクリアするためにボンネットなどを変更している様子)。

ちなみに現在生産されているのは通称「セドリック営業車」と呼ばれるバージョンで、ハードトップ仕様は存在せず、セダンボディのみとなってます。

 

インパネもあの当時の造形のまま! 木目パネルが渋い。マジで格好いい!

すべてコラム4ATでお値段221万3400円(オリジナル)から271万1100円(クラシックSV)までと非常にリーズナブルなのも魅力。

ただしエンジンはNA20PE型のLPG仕様1機種しかないのが本当にマジでとんでもなく残念です。これで普通のガソリンエンジン車グレードが存在すれば即買いの1台なのですが……。

<Y31セドリックの商品情報はこちら>http://www2.nissan.co.jp/CEDRIC/

(ウナ丼)

 

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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