フォルクスワーゲン版「オールロードクワトロ」でドジョウを狙う【東京モーターショー】

皮肉にも渦中のスズキと向かい合うブース展開になったフォルクスワーゲンですが、出展車からは気合いが存分に感じられます。

ワールドプレミアとして最初に登壇したのはクロスクーペで、ゴルフとティグアンの中間くらいのサイズにプラグインハイブリッドを搭載しています。EVモードで40km走行可能というのは驚くほどではないですが、VWが将来のSUVのカタチとして提案しています。

 

 

欧州仕様では165mmと最低地上高を高めて悪路走破性を向上。2.0Lディーゼルターボとガソリンを用意するが、日本にはガソリン+6速DSGになるだろう

ステージに登場する前からブースに置かれていたのが、もう一台のワールドプレミアであるパサート・オールトラック。パサート・ヴァリアントとティグアンの間を埋めるモデルとして提案するとアナウンスされていますが、アウディのオールロードクワトロのように、パサート・ヴァリアントの車高ちょっと上げて、専用バンパーで武装したワゴン派生型のSUVです。レガシィ・アウトバックとともに貴重な存在ですが、SUVの中でもニッチなタイプだけに柳の下にどれだけドジョウがいるのかは少し不安になります。そこでか、アウディのオールロードクワトロは、現在A4をベースにしたモデルが日本では限定販売としています。

 

 

限定販売のA4オールロードクワトロが598万円だからパサート・オールトラックはよりリーズナブルな価格設定になるはず。VWのSUVランナップを充実させる期待のモデルだ

エンジンは2.0LのTSIで6速DSGに4モーションを組み合わせ、普段は前輪を駆動し、後輪には10%トルクを配分することで燃費向上を図っているといいます。2012年にリリースされる現実的なモデルをチェックしにブースをのぞいてみてはいかがでしょう?

(塚田勝弘)