86(ハチロク)に早くも試乗してきました! 

東京モーターショーでお披露目されるのかと思いきや、27日に開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(トヨタガズーレーシングフェスティバル)」でひと足早く公開されちゃったトヨタ「86(ハチロク)」。すでに実車を見たレポートをお届けしましたが、クリッカーはなんと試乗するチャンスまでゲットです。

運転席に座ってすぐに感じたのは、低い着座位置。スポーツカーはやっぱりこうでなくっちゃ。シルビア系と違って、ヘルメットを被ったままノーマルシートに座っても天井に当たって困るようなこともありませんでしたよ。こういうの、大事ですよね。

 

選んだのは、とうぜんMT車。シフトの入りとかカッチリ感はいい感じ。乗る前は水平対向のNAだからトルク不足を心配したんです。でも、しっかり加速するのでそのあたりも合格点。ただ、ターボ車のようにアクセルを踏むだけで強引にオーバーステアに持ち込むほどのパワーはないので、ドリフトは元祖ハチロクのようにキレイにパワーを使っていかないとダメですねぇ。

試乗コースはタイトなミニサーキットで、しかもわずか3周だけ。なので走りはほんのフィーリングを味わうだけでした。でもね、挙動に不安感がなくノーマルのサスでもしっかりとスポーツ走行ができることはしっかり伝わってましたよ。もちろん楽しかったし、素性としては手応えありです。

えっ、ドリフトはどうだったか?

残念なからコースには「ドリフト禁止令」が出ていたので、試せませんでした。

っていうか、このサーキットは数年前に数週走っただけのコースだったので、わずか3周では走り方を思い出すだけでいっぱいいっぱいだったのはここだけの内緒。コーナーがタイトすぎて、ラインを間違えると詰まっちゃってどうにもならないんだもん。早く「いつもの山坂道」で乗りたいのさ!

 

(工藤貴宏)

 

 

 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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