超斬新な電気自動車の充電方法とは?【動画】

電気自動車が電欠したら、どうするか?

 充電する、というのは正解ではありますが、充電設備がない場合にはどうしようもありません。

 いや、じつは充電設備がなくても、電欠したEVをふたたび走らせることは可能。

 というわけで、海外メディアが日産リーフで、その斬新な充電方法にチャレンジしたそうです。

 

YouTubeに公開している映像、前半はグダグダですが、それは斬新な充電方法に欠かせない、このパーツを探すのに手間取ってしまったから。

 牽引フック?

 これを使って、どうしようというのでしょうか。

 ここが、この充電方法の斬新たる所以。

 

 はい、ほかのクルマで牽引して、それにより回生させてバッテリーを充電しようというわけです。

 さて、この牽引による充電、実験は大成功。

 

映像には航続可能距離35kmあたりから牽引をはじめて、73kmまで伸びた様子が記録されています。メーターでいうとワンセグメント分ですが、たしかに牽引でも充電は可能なのでした。

牽引するクルマが使う燃料を考えると、この方法が効率にいいとは言いがたいですが、緊急事態には使える手かもしれません。ガス欠したエンジン車の牽引とは異なり、EVの場合はシステムが起動していればブレーキやステアリングもしっかりと効くので、危険性も少なさそうです。

 それにしても、世界にはおもしろいことを考えるひとがいるものです。

【画像&動画がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/08/16/51767

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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