新型Cクラスはこんなに付いててお値段据え置き、お得です

2007年6月に登場して以来、世界累計販売台数が既に100万台を超えている ベンツ Cクラスが 4年ぶりにビッグ・マイナーチェンジされました。

メルセデス・ベンツ日本のスピークス社長はこの車を 「新型Cクラスはメルセデス史上,最高傑作」と述べているとか。 これは内外装のデザインに留まらず,パワートレーン,安全装備,機能装備など、改良部位が 2000点以上に渡っている事を言っていると思われます。

今回の変更で特に目を引くのがLEDランプがあちこちに採用されている事。 フロントバンパーに装備されたドライビングライトに始まり,ヘッドランプ内のCシェイプ・ポジショニングライト,リアコンビネーションランプ,そして何と,前後のウインカーまでもがLED式に。(驚)

http://www.mercedes-benz-service.jp/passenger/car_lineup/c-class/catalog/ebook/#page=39

リアのLED式ウインカーは今までにも VW ジェッタ や日本車のHV仕様等でも装備されていますが、今回のようにフロントに採用された例はまだ少ないと思います。 何故なら、高輝度LED自体がコスト的にまだまだ高い為、光度基準を満たすのにLED素子数が沢山必要なウインカーには採用しないのが通例だからです。http://www.mercedes-benz-service.jp/passenger/car_lineup/c-class/catalog/ebook/#page=35

このLED式ウインカー、巷で潜在的な人気アイテムで、DIYで交換するユーザーも少なくありません。 その特徴は何と言っても切れ味の良いデジタルライクな点滅感。 意外にこれが街で映えるのです。

今回のCクラスはこの他にも全モデル標準装備の居眠り未然防止 「アテンションアシスト」や7速A/T,ボディ廻りではフードのアルミ化による軽量化(-10kg)、アバンギャルド系に標準装備されたハイ/ロービームを自動で切り替える「アダプティブ・ハイビームアシスト」など、かなりの内容充実を図っている模様。

しかも、お値段据え置き! そして新たに400万円を切るモデルも登場。 ベンツも昔ながらの敷居の高さの払拭に懸命のようです。 潜在ユーザーにとっては喜ばしいニュースかもしれませんね。

(新型Cクラスの価格)

セダン
・C200ブルーエフィシェンシーライト:399万円
・C200ブルーエフィシェンシー:440万円
・C200ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:492万円
・C250ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:567万円
・C350ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:680万円

ステーションワゴン
・C200ブルーエフィシェンシーライト:419万円
・C200ブルーエフィシェンシー:460万円
・C200ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:513万円
・C250ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:587万円
・C350ブルーエフィシェンシーアバンギャルド:700万円

(Avanti Yasunori )

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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