屋根の色が変わって明るさをコントロールする新型メルセデス・ベンツSLK

3代目となるメルセデス・ベンツSLKが発表されましたが、オフィシャルサイトでは日本の自動車業界では初の試みとなる「ウェブ発表会」が配信されています(※事前収録の動画形式によるWEBのみでの発表会は、日本国内の自動車業界で初)。

今まで発表会といえばホテルやイベントスペースなどでクルマを展示し、コンセプトや特徴的な装備を紹介するのが一般的でしたが(時間をずらして販売店への説明会を行なったりもします)、昨今の経済情勢などから発表会を行なわない場合も増えており、今後はこうした電子発表会? が増えるかもしれませんね。

それはさておき7年ぶりにフルモデルチェンジを遂げたSLKは、ロングノーズ&ショートデッキを継承しながらも同社のスポーツモデルらしく、SLSやCLSにも通じる、大きなフロントグリルとグラマラスなボディラインが特徴的。全長4134×全幅1810×全高1301mmというサイズ以上の存在感を感じさせてくれるものです。

SLKはスポーツ・ライト・クルツ(軽くて短いスポーツカー)、を意味していますが、SLK200は1470kgに抑えられており、同社のエントリースポーツに位置づけられています。

新型の特徴的な部分として、マジックスカイコントロール・パノラマミックバリオルーフという新技術が注目です。

これは20秒以下で開閉できる電動開閉式メタルトップにさらにサンルーフを付けちゃったもので、オープン/クローズだけでなく、屋根を閉めている時にも明るい車内を実現しているというわけです。

どれだけ太陽が大好きなんですか! って話ですが、さらに透過性可変テクノロジーによって、ルーフの濃淡を代えることができ、いつもで開放感あふれるドライブが楽しめます。

ユーノス・ロードスターの登場後、各社オープン2シーターに力を入れてきましたが、まさかサンルーフ付きの電動開閉メタルトップが登場するとはー。技術の進化は計り知れないですね。

エンジンはいずれも直噴で、184psの1.8L直4ターボのSLK200&200スポーツ、306psの3.5L V6のSLK350をラインナップ。3.5Lにはアイドリングストップ機構もつきます。さらに全車に素早くしかもスムーズな変速を実現した7Gトロニック・プラスと呼ばれる新型ATが採用されています。

また駐車をサポートするパークトロニックに縦列駐車サポートを追加するなど、日本車顔負けの電子デバイスも備わります。

価格は525.0~770.0万円で、予約がスタート。納車は7月頃からの予定となっています。

ちなみに「ウェブ発表会」には社長や副社長が出演しているほか、「SPEED DATE」と呼ばれるインタラクティブ・ムービーもあり、新型SLKの魅力が丸わかりとなっています。

余談ですがクルマ好きの1人として「エコと減税!」ではなく、クルマの魅力を伝えようとする映像が楽しめました。

Web発表会はコチラ>>>http://special.mercedes-benz.co.jp/SLK-Class/

(佐藤みきお)