【東京オートサロン】新しいトランパスは低燃費タイヤなのに雨の日もしっかり止まるみたいです。開発のポイントを聞いてみました

ミニバン専用タイヤとしてすっかり定着したのがトーヨーの「トランパス」シリーズ。オートサロン会場「トランパスmpF」という新作が発表されましたが、これがちょっと凄いみたいです。何がすごいかって、「しっかり走るんだけど、きっちり低燃費」なんですね。

具体的にいうと、従来品の「トランパスmp4」に対して、転がり抵抗は24%低減、そして低燃費タイヤの弱点であるウェットブレーキ性能は10%向上。開発はさぞかし大変だったことでしょう。

「単なるエコタイヤにはしたくなかったんですよ。まずはきっちりと走れることを考えました。高速レーンチェンジや雨の日の走りでは、安定性をしっかり感を感じてもらえるはずです」と開発を担当した永井邦彦さん。

とりあえずわかったことは、これからは燃費だけじゃダメで、燃費がいいのは当然で走りもしっかりしないといけないってことです。これはタイヤだけでなくクルマそのものにもいえそうですね。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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