市販型は「i3」で決まり!? BMW 3シリーズがついにEV化!

■0-100km/h加速6.8秒、最高速度は180km/h超えのEVパフォーマンス

「i4」や「iNEXT」に注目が集まっているBMWですが、現在主力「3シリーズ」のフルエレクトリックバージョンを開発しており、その市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW i3 開発車両

ドイツ・ミュンヘン郊外の、同社テスト施設に戻る途中に目撃されたプロトタイプは、フロントドアに「Electric Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られ、バンパーコーナに垂直のエアインテーク、完全に密閉されたキドニーグリルを装着していることが確認できます。

ヘッドライトはプレースホルダー(ダミーパーツ)と思われ、この数年後に登場する3シリーズ改良型をベースとしたデザインが予想されます。

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BMW i3 開発車両

市販型では、大型バッテリーパックを搭載するために中国市場に投入されているLWB(ロングホイールベース)バージョンがベースとなります。

パワートレインは、「i4」ではなく「iX3」と共有する可能性が高いこともわかりました。その場合、最高出力286ps・最大トルク400Nmを発揮する80kWhのリチウムイオンバッテリーが期待できます。

iX3では0-100km/h加速6.8秒、最高速度180km/hのパフォーマンスを発揮、1回のフル充電による航続は460kmですが、3シリーズEVはより軽量で優れた空気力学を持っており、これらの数値以上を発揮する可能性が高いと思われます。

3シリーズEVのデビューは、最速で2020年内あるいは2021年前半と予想され、市販型の車名は、同社が2013年に発売、残念ながら期待された販売を達成できなかったコンパクトシティカー、「i3」が有力候補筆頭と噂されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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