車高も気分もアゲアゲ。カリフォルニアで見かけた珍しいSUBARU車カスタム・2選

■カスタマイズのトレンドのひとつ「車高アップ」。海外ではWRXも?

ところ変われば品変わる。海外に出かけると、当然のことながら日本とは異なるドレスアップを施しているクルマを見かけたりします。ときには「その発想は日本にはなかった」と思わせる、オリジナリティあふれる自由な発想も。

今回は、以前アメリカのロサンゼルスに出かけた時にみかけた、日本人からすると変わったスタイルの、SUBARU車ベースのドレスアップカーを紹介しましょう。

まず1台目は、フリーウェイ405号線の渋滞中に見かけたXV(現地名「クロストレック」)。

XV(現地名「クロストレック」)のラリー車スタイル

そう来たか!のクロスカントリーラリー車スタイル。大径タイヤを履かせた上に車高をアップし、ルーフラックにはスペアタイヤと予備燃料のタンク(っぽい何か?)、それから工具箱らしきものも積んでいます。日本では見かけないスタイルですが、けっこう似合ってますね。

続いては、WRXのまさかの変身。

WRXをリフトアップするとは

日本で、誰がこんなスタイルのWRXを予想できたでしょうか。WRXのドレスアップは、ふつうはサーキット系のスポーティな仕立てをイメージするはず。しかしこのWRXは、大径タイヤを履かせてリフトアップし、ルーフラックまで装着してオフローダースタイルへモデファイ。

最初はただただ違和感しかありませんでしたが、慣れてくると悪くないかも。カリフォルニアらしい自由な発想がいいですね。

ファッションなんかもそうですが、日本だと流行に敏感で全体としてみるとあまり個性がなかったりしますよね。でもカリフォルニアではトレンドに従うというよりも、みんながそれぞれ自由に好きなように選んでいる感じ。クルマのドレスアップも同じなのでしょう。フリーダムであり、車高も気分もアゲアゲです。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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