擬装がちょっと(かなり)怖い!? スマートEQの改良型を目撃

●完全EV化への第一弾。スマートの「EQ」は、フルLED装備やグリルを刷新

メルセデス・ベンツグループで販売されるsmart(スマート)は、電気モデルである「EQフォーツー」及び「EQフォーフォー」のフェイスリフトを計画しており、その開発車両をカメラが初めて捉えました。

「EQ」は、メルセデス・ベンツが電動化に特化した新ブランドとして立ち上げ、スマートにも流用されています。

今回キャッチしたのは、4ドアの「EQ フォーフォー」です。フロントマスクは完全にカモフラージュされていますが、一部見えるグリル形状は、2017年に公開された完全自動運転車「ビジョンEQフォーツー」を彷彿させます。

ヘッドライトはフルLEDを採用しグラフィックを変更し、フロントエンドが大刷新される可能性があるようです。そのほかテールライトの再設計も間違いないでしょう。また改良型でも、「EQフォーツー」「EQフォーフォー」ともに同じデザインが採用されるはずです。

現行型では、最高出力82ps/最大トルク160Nmを発揮し、0-100km/h加速12.7秒、最高速度130km/h、航続距離は93マイル(150km)とされています。しかし改良型ではより大型のバッテリーを搭載し、パフォーマンスの向上がなされる可能性もあるといいます。

スマートは2020年以降全モデルを電動化すると発表しており、世界で順次ガソリンエンジン搭載車の導入を終了しEVに一本化して行きます。この改良型は2019年内にも発表され、2020年に発売が予定されており、完全電動化の第一弾となるはずです。

さらにダイムラーは、スマートブランドの株式50%を中国「Geely」に譲渡。新型のEVモデルを3年以内に発売する計画を立てていることがわかりました。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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