マツダ3のご先祖様!80年代に一世を風靡した赤いファミリアが登場【東京旧車会レポート・マツダ&その他メーカー編】

■ロータリーから軽自動車までバラエティ豊かな旧車たちが大集合

●東京旧車会(6月16日/大麦代園地駐車場/東京GT倶楽部主催)

東京・奥多摩で行われた旧車ミーティング「東京旧車会」に集まった参加車の中から、今回はマツダを中心に注目マシンをピックアップしてみました。さらに、スバル・レオーネバンやホンダ・ライフ(360ccの方)、そして輸入車勢もお見逃しなく!!


爆発的なヒット作となった5代目ファミリアですが、今や完全な希少車になっています。フロントにエアダムを、社外アルミホイールを履いてフェンダーからドアミラーに変更されています。


練馬52という古いナンバーが付いたサバンナRX-7 GT-Xで、おそらく新車からの1オーナー車なのでしょう。色褪せのない真紅のボディとBBS製アルミホイールが輝いてます。


ロータリー特有の排気音を強調するマフラーを装着していたコスモも元気よく走っていました。赤いボディにゴールドのホイールがスポーツカーらしい出で立ちです。


初代レオーネというだけでも珍しいのに、こちらはリヤを伸ばしたバンモデルです。ボディカラーのグリーンは塗り替えたものだと思われますが、オリジナル度が非常に高いです。


奥多摩への道は勾配がゆるかやですので、360cc時代の軽自動車で参加する人もいました。このホンダ・ライフはATモデルですが、想像するより走るとオーナーさんが力説していました。


ローバー時代の旧ミニも駆けつけてました。クイックな操縦性はワインディングを走るのにうってつけです。国産車が多いミーティングですが、輸入車ユーザーも元気です。


80年代に日本で再販されたミニ・マーコスも非常に珍しいクルマです。旧ミニをベースにクーペボディを組み合わせた小型スポーツカーで、ブリティッシュレーシンググリーンが似合ってます。


この日は少なかったのですが、フェラーリなどのスーパースポーツカーも普段は大勢参加するそうです。大人のGTらしくグリーンのボディがシックな456GTが駆けつけました。


FFのエンジンユニットを転用したミドシップモデルとして人気だったフィアットX1/9です。近年人気が急上昇しているスポーツカーで、このクルマはバンパーレスとしています。


終了時間間際になって現れたBMW2002ターボです。リベットによるオーバーフェンダーや逆文字のTurbo2002ステッカーがつくエアダムバンパーなど、レーシングモデルのような出で立ちです。

(写真・文/増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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