【新車】ジャガー初のピュアEV・I-PACEが、ユーロNCAPで最高評価の5つ星を獲得

「シビれる電気ジャガー」というキャッチコピーを掲げ、日本でも発表されているジャガー初のピュアEVの「I-PACE」。発売は2019年で、価格帯は9,590,000円〜13,120,000円となっています。

そのI-PACEが「ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme、欧州における新車アセスメント・プログラム)」で最高得点となる5つ星評価を獲得したことが発表されました。

I-PACEは、成人乗員保護性能評価で91%・子ども乗員保護性能評価で81%・安全支援性能評価で81%という高得点を記録したそう。側面衝突試験と、自動車メーカーにとって厳しいポール側突試験の両方で乗員エリアを保護し、最高得点になったそうです。

今回の結果で、ジャガーのSUVシリーズ「PACE」ファミリーのE-PACE、F-PACEそしてI-PACE、すべてのモデルがユーロNCAPで最高得点である5つ星を獲得しました。

I-PACEは、非常に堅牢な軽量アルミニウムボディ構造を採用し、アルミニウムのフレームで保護されたバッテリーパックとの組み合わせにより、ジャガー史上最も優れたねじり剛性(36kNm/deg)を達成。業界初の鍛造アルミニウムを採用しているほか、ジャガーとしては初めて造形後の熱処理工程を導入。これにより、衝突時に重要となる部分に使用しているアルミニウム合金の強度を向上させています。

さらに、ドライバーや歩行者を保護するための先進の安全技術を用意し、衝突時にボンネット上で展開される歩行者保護エアバッグをはじめ、歩行者や自転車の検知機能を搭載したエマージェンシーブレーキなどが搭載されています。

ジャガーでは、初のバッテリーEVのために歩行者に車両が接近しているときに音で知らせる独自の「オーディブル・ビークル・アラート・システム(AVAS)」を開発。20km/h以下で56dB以上の警告音を発するシステムで、まもなく欧州で導入される法律に対応。

そのほか、ステアリングアシスト機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)やブラインド・スポット・アシスト、360度パーキングエイドなど充実したドライバー支援システムも用意されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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