【SUPER GT2017】最終戦もてぎでDTMマシンが「本気モード」のデモ走行を披露

11月11~12日にツインリンクもてぎで開催されるSUPER GT最終戦「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 MOTEGI GT GRAND FINAL」。SUPER GTを統括するGTアソシエーションは、グローバル化の一環としてDTMドイツツーリングカー選手権に参戦するDTMマシンのデモ走行を行います。

SUPER GTとDTMドイツツーリングカー選手権ではクラス1と呼ばれる車両規則の統一化を進めていて、現在はシャーシ部分での共通化が達成されています。エンジンについてはSUPER GTでは2リッター4気筒ターボ、DTMではNAの8気筒となっていますが近い将来双方とも2リッター4気筒ターボで統一される見通しとなっています。

交流戦なども視野に入れた車両規則統一であることから、今年はお互いのシリーズでデモランを披露することとなっており、SUPER GTのGT500クラスから日産GT-RとレクサスLC500が10月にホッケンハイムでDTMマシンとともにデモランを行いました。そして今回のSUPER GT最終戦ではDTMマシンが来日。SUPER GTのGT500クラスのマシンとともにデモランを披露します。

デモランは11月11日と12日の両日行われ、12日のデモラン終了後にはSUPER GTマシン3台、DTMマシン3台が並んでのセレモニーも行われます。それに先立ち10日には30分間のフリープラクティスが行われ、デモランを本気で走るための最終チェックに余念がありません。

このDTMデモランでは、2012年までSUPER GTで活躍し、WECではアウディのワークスドライバーとして活躍したロイック・デュバル選手がアウディのDTMマシンをドライブします。

SUPER GTのチャンピオン争いがかなり気になる最終戦もてぎですが、実に21年ぶりに日本で複数のDTMマシンが走る歴史的な瞬間も合わせてみることができます。

両日ともお昼ころの走行となります。この走行は要チェック。正確なスケジュールはSUPER GTのオフィシャルサイトからチェックしてください。

(文・写真:松永和浩)

【関連リンク】

SUPER GTオフィシャルサイト
https://supergt.net/

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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