決め手は「ブラック」にあり? ルノー・トゥインゴGTのデザイン、ココに注目!

9月28日に発表、10月19日から限定200台が先行販売されるルノー・トゥインゴGT。精悍なスタイルの秘訣は「黒」で引き締められたボディにあるようです。

まず目に飛び込むのが、2013年に発表されたコンセプトカー「Twin’Run」と同じデザインの17インチアロイホイールとセンターデカール。

メカニカルに輝くホイールは周囲のブラック塗装と、やはりブラックのサイドモールで足元を力強く支えます。また、NACAダクトをモチーフにしたブラックのセンターデカールは、快活なオレンジのボディにコントラストを与えます。

ドアミラーとリアウイングもブラックに変更。とくに、リアはもともと広いガラスハッチと相まってブラック面が拡大。さらに、ディフューザーのブラックまでもが加わり、非常に精悍な後ろ姿を作り上げました。

また、リアエンジンを強調するサイドエアインテークとボディ色となったサイドモールは、丁寧にブラックで縁取りが施され、非常に高い質感を得ています。

スポーツグレードでは、一般に赤の差し色などがよく使われますが、トゥインゴのようなコンパクトなボディでは要素を抑えたいところ。その点、「黒」に絞って精悍さを演出したGTのデザインは見事といえるでしょう。

(すぎもとたかよし)

 

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すぎもと たかよし

東京都下の某大学に勤務する「サラリーマン自動車ライター」。大学では美術科で日本画を専攻、車も最初から興味を持ったのは中身よりもとにかくデザイン。自動車メディアではデザインの記事が少ない、じゃあ自分で書いてしまおうと、いつの間にかライターに。
現役サラリーマンとして、ユーザー目線のニュートラルな視点が身上。「デザインは好き嫌いの前に質の問題がある」がモットー。空いた時間は社会人バンドでドラムを叩き、そして美味しい珈琲を探して旅に。愛車は真っ赤ないすゞFFジェミニ・イルムシャー。
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