もうすぐ正式発表となるホンダS660。すでにプロトタイプの試乗も行われ、待ち望んでいるファンも少なくないことでしょう。
S660は、2シーターのオープンカーで、エンジンをミッドシップに搭載し後輪を駆動する、スポーツカーの公式通り、王道といっていいコンセプトになっています。かつてのホンダ・ビートの再来として、大きな注目を集めています。
1991年に登場したビートもまた、2シーターのオープンでミッドシップというコンセプトは同じ。大きく変化しているのはエンジンです。ビートといえば8500回転まで回る、いかにもホンダらしい超高回転型エンジンで、まるでバイクのエンジンのようにビュンビュン回る痛快なフィーリングが魅力であり、個性でした。
しかし後継車ともいえるS660ではごく一般的なターボエンジンが与えられ、ホンダエンジンをブン回す楽しみは残念ながらありません。