歩行者にも速度違反を警告!「生活道路の新型オービス」期間限定で設置!!

整備された市街地のオービスには、気をつけましょう!

2-1ph_ 2-2ph_「SWSS2号機」は、川口市 戸塚東の通称けやき通りの歩道と車道が完全に分離した見通しのいい直線路・南行き、百歩ラーメン東川口店前の信号機のない交差点の横断歩道のそばに設置されています。

このオービスは、ドライバーにとってマジヤバです!! 

制限速度は40km/hですが、歩道が完全に分離して道幅にも余裕のある直線路。道路環境がよく、交通量が少なくなるとついスピードがノりがちです。しかも、警告板からオービスまで、なんと約50mしかありません。

「あれ? この先で速度取り締まり??」「どこだろう?」なんてキョロつく間もなく、仮に70km/hのスピードなら2.6秒でオービスの横を通過してしまいます。

この設置ポイントは、高速で走ってきたクルマが(スピードが出ていれば出ているほど)あわてて急ブレーキを踏む大きな危険性をはらんでいます。追突は無論、スリップしての巻き添え事故なども心配になります。

この2号機現場は、安全のため、事前に速度を落とさせるような警告板の設置位置の見直しや、複数の警告板の設置が望まれると思われます。オービスが文字通りドッキリカメラになって、ドライバーを驚かし、事故防止どころか事故を誘発するようでは本末転倒ですから。

ともあれ、固定式オービスはその位置さえしっかり把握しておけばまず安心。カーナビの地点登録も有効です。速度に注意して余裕を持ち、安全に走りましょう。

2-3ph_2-4ph_

新型オービスは取り締まり用のカメラとストロボの他に警告用のLEDランプとスピーカーを備えています。

2-5ph_

新型オービスのトップとボトムは鮮やかなオレンジ色。一見お目立ちですが、立ち並ぶ標識・信号機・電柱・看板等に紛れ、意外に見落としやすいので要注意です。ユニットは路肩約3mの高さにあり、運転時のドライバー目線からは外れています。特に夜間はヘッドライト(ロービーム)の照射エリア外なので、気づきにくく危険度が大幅にアップします!

試行設置期間は約2カ月間とのこと。そのまま常設化される可能性はなさそうです。オービスとセットで設置されている電源用ポールには「臨時施設専用。常設施設用として使用しないでください」の注意シールが貼り付けられています。

 3ph_

道路環境のまったく異なる2カ所に試行設置された新型オービス、2か月間のモニタリングを踏まえた今後の全国展開&運用の実際が、悩ましくも気になりますね。

 (I&I PRESS)