歩行者にも速度違反を警告!「生活道路の新型オービス」期間限定で設置!!

「生活道路対応の新型オービス」1号機現場。通学路に設置されたオービスは、“高速走行抑止システム”としての働きが際立ちます。

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1-5ph_埼玉県で試験的に設置された「生活道路対応の新型オービス」の1号機(リヤ左上に「SWSS1号機」のシールあり)は、さいたま市北区別所町46、大宮別所小学校前の歩道を超えた信号機の側ににょっきり立っています(北行き)。

このエリアは生活道路「ゾーン30」の実施区域で、制限速度は30km/h。付近の道幅は狭く、道路がうねっていて、スピードも出しにくいし、気を抜いた運転はできません。路幅からはみ出しそうなトラックなども通行しています。

歩道は狭く、歩車道間を分離する縁石も低くて、小学校側はコンクリートの壁が迫ります。ホントに暴走車が怖い道路です。

「速度違反監視中」の事前警告板は1枚のみ。

オービスの手前約70mに設置されていますが、もともとそんなにハイスピードで走れる道路ではありません。警告板に従ってアクセルを緩めれば、オービスで取り締まられるような心配はまずないと思われます。

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と、突然、オービス前面&下部のLEDライトが点滅して、警報音が鳴り響き・・・。反射的にカメラを向けましたが、クルマはまだカメラのアングルに入っていません。

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ワンテンポおいて、ちょっと速いクルマが走ってきました。

ほぼオービスに正対する位置からの目撃でしたが、オービスのストロボは光りませんでした。この時は警告のみで、車両通過直後に、警告が終わりました。

「生活道路向け新型オービス」の大きな特徴の一つは、オービスのそばにいる歩行者にも、「スピードオーバーの速いクルマが来るよ。気をつけて!」とライトの点滅と警報音で注意を喚起するところです。

交通の流れがもともとさほど速くなくても、横断歩道の手前で確実に走行速度を落とさせて、人とクルマ双方の安全性を高める(=事故を生まない)「生活道路対応の新型オービス」1号機の設置場所は、そうした“高速走行抑止システム”としての働きを感じさせる典型的な現場といえそうです。