ギリギリ対応? トヨタ・プレミオとアリオンが横滑り防止装置を標準装備

トヨタの5ナンバーサイズ・セダン「プレミオ」と「アリオン」が2014年9月29日にマイナーチェンジを受けました。

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トヨペット店で扱うプレミオ、トヨタ店で販売されるアリオンともに、マイナーチェンジの主な内容は、1.5リッター・2WD車にアイドリングストップ機構を与えたことにより燃費性能を向上(JC08モード:19.2km/L)されている点にあります。

そして、全車に横滑り防止装置である「S-VSC(ステアリングアシスト・ビークル・スタビリティ・コントロール)」と坂道発進でのずり下がりを防ぐ「ヒルスタートアシストコントロール」を標準装備しています。

じつは、継続生産車においては2014年10月1日以降の生産車に横滑り防止装置(各社でESP、ESC、VDC、VSCなどの名称があります)が義務化されることが決まっています。その期限まで2日というタイミングでのマイナーチェンジの発表ですから、まさにギリギリのタイミングといえそうです。

また、セーフティ性能でいえば、4WD車に「アクティブトルクコントロール4WD」を採用したことも、あわせて発表されています。

メーカー希望小売価格は、プレミオが、1,847,782円~2,840,400円。アリオンは、1,836,982円~2,789,345円(いずれも消費税込)となっています。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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