セナ、プロスト、ベルガーのマクラーレン・ホンダが一挙5台も公開!

ツインリンクもてぎの「ホンダコレクションホール」は、ホンダ歴代の2輪・4輪を展示する記念館として15周年を迎え、今年3月にリニューアルされました。また夏休み期間中は、様々なイベントが実施されています。特に大注目なのが、「16戦15勝の追憶~F1にもたらされたエレクトロニクスの波~」と題した特別企画で、ホンダ第二期F1を輝かしい栄光へと導いたマクラーレン・ホンダが、なんと一挙に5台も展示されているのです。いやもうなんと言うか、感激必至のビックイベントですから、是非とも足を運んでみてください。

■16戦15勝の追憶~F1にもたらされたエレクトロニクスの波~

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「16戦15勝の追憶 ~F1にもたらされたエレクトロニクスの波~」と銘打って、3階フロアには、80年代後半から90年代前半の第二期にセナやプロスト、ベルガーが操縦して勝利を呼び込んだマクラーレン・ホンダ5台とv6ターボ・v10・v12のエンジン3機が、まさに所狭しと展示されています。

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しかも展示方法は、囲いなんてあってないようなもの。コックピットの中やエンジンの裏側までのぞき放題・見放題状態です。5台の差異を間近でじっくり堪能することができます。それにつけても、この頃のF1はシンプルでカッコイイ。機能美に溢れていると実感しました。

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またエンジンも、1.5L・v6ターボと3.5L・v10、そして3.5L・v12の3機が展示されています。うねるような排気管のタコ足ぶりは迫力満点。ただ想像していたよりも、コンパクトだったのは意外でした。徹底的にムダを削ぎ落として、効率を追求した結果なのでしょうね。鈴鹿の日本グランプリで響き渡った甲高いエギノーストノートが、記憶の底から聞こえてくるようでした。

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「ホンダコレクションホール」には、他にも60年代第一期の空冷F1マシンや、厳しい戦いだった第三期マシンも数多く展示してありますから、ホンダF1の歴史を実車で振り返ることができます。まさしく「ホンダF1のすべて」が凝縮されているようです。

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 マクラーレン・ホンダの展示イベントは9月2日(月)迄ですから、是非ともお急ぎあれ~。

■「16戦15勝の追憶 ~F1にもたらされたエレクトロニクスの波~」 http://www.twinring.jp/collection-hall/event/1305_2and4/

(拓波幸としひろ)