このNG集は見てるだけで痛い! それでもキメたいマウンテンバイクのダブルバックフリップ【動画】

いっこく堂の芸がスゴすぎて、テレビで見ているかぎり腹話術というよりアフレコに聞こえてしまうと思っているのは私だけでしょうか?

ま、それとはちょっとちがうかもしれませんが、プロ中のプロがやる技のなかには素人にとっては「なんかスゴそうなのはわかるけど、どれくらいスゴいのかわからない」というものもあるでしょう。

クルマやバイク、自転車でやる曲芸なんかもそのひとつだと思います。スゴいのはわかるけど、こっちの技とあっちの技とで、どっちがどれくらいスゴいのかはよくわからない、という感じのものです。

ましてやテレビ番組やCMなんかで見る場合、成功した場面だけしか見る機会がなかったりするのでなおさらです。でもこの映像を見ると、「自然の地形を使った自転車でのダブルバックフリップ」がどんなに大変なことかわかると思います。

チャレンジするのはフリースタイル・マウンテンバイクのプロフェッショナル、ポール・バサゴイティア。彼は「自然の地形でダブルバックフリップを決めること」を何年も前から夢見ていたそうです。

チャレンジした舞台はユタの岩山。まずシングルのバックフリップはいとも簡単にキメます。ところがそこからが大変。ダブルのバックフリップを決めるまでには、なんども着地に失敗し、転倒したり落下したり。それでも彼は立ち上がり、また自転車を押して急斜面を登ります。不死身か!これには思わずジェームズ・キャメロン監督の映画「ターミネーター」(1984・アメリカ)を思い出してしまいました。

まぁ、最後は成功するんですがただ成功した1トライを見るだけよりも、その前の何度も失するシーンを見てから成功したシーンを見たほうが逆にスゴみが感じられますね。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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